雪中のきつねジャンプ

雪に閉ざされる北極の冬

気温は優にマイナス30度を下回ります。

カメラマンのまつげにも大きなツララが!

北極の雪と氷の世界で生きる動物と言えば、ホッキョクグマの名前が一番に挙がることでしょう。

そして、ホッキョクグマの撮影もとても難しく思えます。

ただ、本当に撮影が大変なのは、北極の脇役たちとも言える小動物たち。

そして、この小動物たちがこの厳しい極地における食物連鎖を支えているのです。

 

このナショジオ動画はそんな脇役たちの記録映像です。

なんと言ってもかわいいのはホッキョクギツネ。

でもそのかわいらしい外見にだまされてはいけません。彼等は1日に90回も狩りに成功する生粋のハンターなのです。

主に狙うのはレミングと呼ばれる小さなタビネズミ。

レミングは雪の下にトンネルを掘り、その中を移動します。

ホッキョクギツネは、その驚異的な聴力でレミングが移動する際の足音をしっかりと聞き分け、驚くべき方法で狩りをするのです。

 

一方で、4:30以降では、カモフラージュの達人ホッキョクノウサギの探索が始まります。

画面の中に隠れているホッキョクノウサギの姿を見つけることができますか?

カメラマンは同じ場所を4~5回ウロウロした結果、見つけたそうです!

このホッキョクノウサギ、なんと両方の眼を使って360度周囲を見渡すことができるんです。

なので、餌を食べながら周囲を警戒している時でも、左右に首を振ることなくちょっと頭を上げるだけで、自分の安全を確認できるんですね。

安全を確認した後はまたすぐに食事の時間。

ホッキョクノウサギはまた、北極でトップクラスのスピードを誇ります。

その速度はなんと時速約60キロ!

なんでそんなに速く走る必要があるのかって?もちろん、天敵から逃げるためです!

 

後半は、アカキツネとホッキョクギツネとの縄張り争いが紹介されています。

実際には、アカキツネの方が体が大きいために戦いに至ることなくホッキョクギツネが逃げ出しますが、これも地球温暖化の影響とのこと。

地球温暖化のためにアカキツネが生活できる範囲が広くなり、逆にホッキョクギツネの生活範囲がおびやかされて北へ北へと追い上げられているそうです。

 

そして、最後は圧巻のオーロラ映像。この世のものとは思えない美しさです。

皆さんはオーロラを実際に見たことはありますか?

私はまだ見たことはないので、是非、一生に一度はオーロラを見てみたいと思っています!

 

 

 

 

 

ビッグウェル ブライトマン

好きなことはスキーとゲーム 英国の大学を卒業 専攻は海洋化学

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