サイとサイがにらめっこ=交通渋滞

都会に暮らしていると渋滞なんて日常茶飯事な訳ですが、南北360キロメートル 、東西65キロメートル、面積にして19,485平方キロメートルというアフリカ有数の広大な、いや世界でも最大級(フィジーの面積よりも広い!)の野生の楽園「クルーガー国立公園(南アフリカ)」でも渋滞は起きるのです。

サムネイルに答えが出ちゃっているので、クイズにはなりませんが、クルーガー国立公園のサイたちが道路を完全にブロックしている様子が克明に記録されています。サイの体重は2トン以上。分厚い鎧のような皮膚を纏い、鋭い角を掲げ、本気を出すと時速40キロメートルで走ります。さすがに大型バスといえども、容易には突っ込めません。

そもそも「ずらっと並んでいる車をなぜ抜き去ってきた?」という感じですが、右に左に大きくバスの車体を揺らしながらサイをどかそうと試みるドライバー。

「ブオーン」とエンジンをフカして威嚇(のつもり)しながら近くにじりじり寄っても、「ちらっ」と一瞥するだけで動かないサイ達。

大型バスの中で「このスクープを逃してなるものか」といわんばかりにカメラを構え続けるおばさまたち。

そして、そんな劇的なドラマを全く気にせず、ゆうゆうとサイの上で休んでいるウシツツキたち。

大自然の中で繰り広げられる、まるでコントのようなシュールな画がなんともおかしかったりします。これ、渋滞の先頭の方の人達は、サイのいる風景を楽しめるから渋滞でも気にしないとして、後ろの方の人達、一体何が起きているんだ?って感じですよね。

「俺は全然怖くないぜ~、どんどん行っちゃうぜ~」とドラマの中のチンピラのような感じで横から入ってきて前に進むワンボックスが、サイがじりじりと近づいてくると、そそくさとバックしてくるのも微笑ましいです。

「大自然の中の動物たち」という、BBCで見るような雄大なアフリカの風景とはまた違った、少しユーモラスで珍しい渋滞の風景、見てみてくださいね。

めだかニュース編集部

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