ネコ科の動物が好きな人なら、そのキュートさに身悶えてしまいそうな映像ニュースがロンドン動物園から配信されています。
映像は昨年の12月に生まれたばかりの「スマトラトラ」の子供が初めて屋外に出る時の様子。「スマトラトラ」はトラの仲間では最も小さく、最も南に生息しているトラ。インドネシアのスマトラ島に現在300頭～500頭前後しかおらず、絶滅の危機に瀕しているとされています。その美しい毛皮がアダとなり密猟が後を絶たないのです。また、製紙会社による森林伐採や、相次ぐ森林火災などにより森が消失、スマトラトラの生息地が無くなってしまっているのも大きな要因。（自然の中でのびのびと生きている動物を一ヶ所に押し込めてしまう「動物園」には開園当初から様々な批判などもあるようですが、数を大きく減らしている動物、絶滅の危機に瀕している種を保護する、という側面もあるわけです。）
そんなスマトラトラの赤ちゃん（先日、健康診断でオスであることが判明しました！）、生まれてからこの映像が撮られる前日までは、お母さんトラのそばでぬくぬくと守られて過ごしてきました。そして、撮影当日。日差しが気持ちいい暖かな午後だったので、お母さんトラは小さな子供が外の世界へ最初の一歩を踏み出すのに良い日だと判断したのでしょう。午後の太陽の下、子供を外に運んだ後、お母さんトラは、ヒーターの効いた屋外のシェルターに子供を置きました。先に外に出て赤ちゃんを見守るお母さん。赤ちゃんトラはお母さんをおいかけて一生懸命段差をよじ登ろうとします。大人のトラなら苦も無く跨いで行かれるであろう「フォーバイ材」ほどの障害物は、赤ちゃんトラにとっては大きなハードル。
「がんばれー」と応援しつつ、そのキュートなお尻に思わず頰が緩みます。
赤ちゃんトラは無事、お母さんのいる外側に下りられるのでしょうか！？
続きは映像で確認してみて下さいね！
