日本人として生活していると、海って身近な存在ですよね。
もちろん、津波などの自然災害は恐ろしいのですが、海の幸は恵んでもらえるし、レジャーでも楽しませてもらえる。
でも、そんな海のことをどれくらい知っていますか?
実は人類は、海のことよりも月のことの方が詳しく知っている!なんて言われるほど、海に関する知識は少ないってこと知っていましたか?
一番の原因は水圧。
深くなればなるほど、大きくなり、水深10mで1気圧、水深20mで2気圧と増えていきます。
1㎠の面積(1㎝×1㎝の大きさ)に約1㎏の重さがかかる状態が1気圧です。
ちなみに、20mの水深では1㎠の面積に約2kgの重さが加わり、これが1000mになると、1㎠に100kgが加わります!
でも、そんなこと言っても「海の深さ」ってイメージし難いですよね。
というわけでオススメの動画です。
個人的にびっくりしたのが、タイタニック号(RMS Titanc)の沈没先が3700mもの深海であること!
長い間、沈没したタイタニック号を見つけることができなかったとは聞いていましたが、この深さでは仕方がないですね。
また、240m付近では青函トンネルもお目見えします。
青函トンネルは難工事だったそうですが、こんなに深かったのか!と今さらながらびっくりです。
https://youtu.be/Q5C7sqVe2Vg
この動画で最深部は太平洋(Pacific Ocean)のマリアナ海溝(Mariana trench)の11000mです。
ちなみに、このマリアナ海溝が一番深い場所だと世界で一番最初に発見したのは、日本の測量艦「満州」で1925年のことでした。当時は、水面から海底までピアノ線を降ろし、その長さにより水深を測ったそうです。
この最深部の深度はさらに、1980年にアメリカの「トーマス・ワシントン号」で測定された10,915mおよび1984年に日本の「拓洋」(ナローマルチビーム測深機という音響測深機で測量)で測定された10,924mの両方と、両方の測定値およびその誤差を総合的に考慮した結果、1993年にマリアナ海溝のチャレンジャー海淵の水深値 が10,920±10mであると確定がなされました。
これだけ深いと測定も一筋縄ではいかないという訳ですね。
また、この動画には出てきませんが、日本の国立研究開発法人海洋研究開発機構(通称:JAMSTEC)には、「しんかい6500」という深度6,500mまで潜ることができる有人の潜水調査船があるんですよ!
最後に、動画中6500mで登場するジョンストン (USS Johnston)は、戦艦大和を含む日本艦隊と戦闘の末、沈没したことが知られています。